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J-GLOBAL ID：200902232090314475   整理番号：08A0367646

銅管のマウンドレス型孔食

Moundless Type Pitting Corrosion of Copper Tube

著者 (2件)： 境昌宏 (室蘭工大) ,  世利修美 (室蘭工大)
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 57  号： 4  ページ： 172-179  発行年： 2008年04月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 銅管に発生するマウンドレス型孔食について現在までに分かっていることを解説した。銅はその施工性,熱伝導性,耐食性の良さから配管材料として広く用いられている。特に,銅管は空調設備の伝熱管,建築設備の給水,給湯管などに用いられており,インフラを支える重要な素材の一つである。マウンドレス型孔食が頻繁に起こる地域でのフィールド試験により,この孔食を再現することに成功した。ラボ試験において,数種の薬品を溶解した人工淡水中でもマウンドレス型孔食は発生した。このときの人工淡水成分は,シリカ,硫酸,塩化物,重炭酸イオン濃度がそれぞれ40,50,10,10ppmであった。孔食部の表面分析結果によれば,孔食部入口は主にシリカからなる薄い膜で覆われていることが判明した。マウンドレス型孔食の発生と進展の機構について実験結果に基づいて考察した。

シソーラス用語： *銅管 ,  *孔食 ,  アニオン ,  皮膜 ,  淡水 ,  酸化第一銅 ,  水質 ,  薄膜 ,  硫酸 ,  塩化物 ,  炭酸水素イオン ,  現場試験 ,  腐食機構 ,  伝熱管 ,  配管材料 ,  給水管 ,  表面分析 ,  二酸化ケイ素 ,  *腐食 ,  機構
準シソーラス用語： シリカ ,  空調設備 ,  重炭酸イオン

分類 (1件)： 腐食  (WB03030B)

引用文献 (29件)：

• 1)S. Yamauchi and S. Sato, Boshoku-Gijutsu (presently Zairyo-to-Kankyo), 30, 469 (1981).
• 2)S. Sato, T. Minamoto, K. Seki, H. Yamamoto, Y. Takizawa, S. Okada, S. Yamauchi, Y. Hisamatsu, I. Suzuki, T. Fujii, T. Kodama, H. Baba and K. Nawata, Boshoku-Gijutsu (presently Zairyo-to-Kankyo), 31, 3 (1982).
• 3)Y. Sakai, Zairyo-to-Kankyo, 40, 601 (1991).
• 4)Y. Matsukawa, M. Miyashita and T. Sudo, Proceedings of JSCE Materials and Environments 2005, p.47 (2005).
• 5)H. Nakajima, Proceedings of JSCE Materials and Environments 2005, p.51 (2005).

タイトルに関連する用語 (3件)： 銅管 ,  レス ,  孔食