抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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バレル加工は,鋼材をはじめ,非鉄金属,プラスチック,宝石など広範囲にわたりバリ取り,丸み付け,表面仕上げの向上など多様の加工ができ,しかも加工面形状に比較的制約されず,また加工中は人手を要しない工作法である。しかし,加工時間が長くかかるといった欠点も指摘されている。本研究では,バレル加工法の中で比較的高速である遠心式バレル加工のさらなる高速化,高能率化を試みた。従来の遠心式バレルは,タレットの回転数が高速でも250min
-1程度であるが,本研究では,タレットの回転数を1000min
-1まで上げ,かつバレル自転軸をタレット回転軸に対し傾斜させる方法を提案した。また,そのためのバレル傾斜に基づく回転運動の理論的取扱いの提案,さらに実際に加工実験も実施した。その結果,バレル傾斜角を適切に与えると能率化も期待できることが明らかになった。(著者抄録)