スピネルCuIr<sub>2</sub>S<sub>4</sub>化合物のフェムト秒ポンプ-プローブ分光法を使った金属-絶縁体転移点における2つのコヒーレントフォノンモード

MATSUBARA I.; EBIHARA S.; MISHINA T.; NAKAHARA J.; MATSUMOTO N.; NAGATA S.

文献

J-GLOBAL ID：200902232876007355 整理番号：09A0361556

スピネルCuIr₂S₄化合物のフェムト秒ポンプ-プローブ分光法を使った金属-絶縁体転移点における2つのコヒーレントフォノンモード

Two coherent phonon modes at the metal-insulator transition of the spinel CuIr₂S₄ compound using femtosecond pump-probe spectroscopy

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資料名：
巻： 79 号： 5 ページ： 054110.1-054110.4 発行年： 2009年02月
JST資料番号： D0746A ISSN： 1098-0121 CODEN： PRBMDO 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

チオスピネルCuIr₂S₄のコヒーレントフォノンをフェムト秒ポンプ-プローブ分光法により観察した。2.5,4.2THzの明瞭な長寿命のフォノンモードが,Ir 5dのt_2gからe_gへの光学励起を起こす電子応答に重なっているのが分った。金属-絶縁体転移点(230K)で,2.5THzフォノンモードの寿命は鋭く増大し,4.2THzフォノンモードを含む他のフォノンパラメータの変化は無視できる程であった。100K以下で可能になるフォノン誘起相転移を起こす4.2THzフォノンモードの寿命が長くなるのが観察された。以上のフォノン挙動はこの系の複雑な電子-フォノン相互作用特性と強く相関している。

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金属-絶縁体転移 , 結晶中のフォノン・格子振動

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