抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
化学工学会において,材料・界面部会を中心にナノプロセシングの主要な領域について研究発表がなされている。すでに指摘されていることだが,構造形成のwhyを理解するためのメカニズム研究は比較的少ない。ナノプロセシングとはナノ材料を作製するためのプロセシングと定義する。ナノプロセシングは主として化学的手法を用いたボトムアップ法と,主として物理化学的手法を用いたトップダウン法に分類される。前者は化学産業の得意とする材料合成方法の発展であり,後者はリソグラフィーや電子描画などの半導体作製技術の発展という系譜である。本稿では液相系のボトムアップ法に限定する。ナノ材料はナノ単位構造からミクロンサイズの高次構造を有し,構造に依存した機能を発現する機能材料である。機能材料は,カーボン材料,金属材料,金属酸化物材料,無機材料,有機材料,高分子材料などからなる。これらの多くは,ナノ粒子を単位構造とする場合もあれば,連続したマトリックス(母材)を構成することもある。