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J-GLOBAL ID：200902234466777830   整理番号：08A0483720

九州南方での水温前線の北上に伴う水温・流速変動

Variation of Temperature and Velocity associated with Northward Migration of the Temperature Front South of Kyushu, Japan

著者 (10件)： 斉藤勉 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  斉藤勉 (九大 大学院総合理工学府) ,  秋山秀樹 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  今脇資郎 (九大 応用力学研) ,  市川香 (九大 応用力学研) ,  市川香 (海洋研究開発機構) ,  奥野章 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  瀬藤聡 (水産総合研究セ 中央水産研) ,  馬谷紳一郎 (九大 応用力学研) ,  田中耕治 (鹿児島県水産技術開発セ)
資料名： 海の研究  (Oceanography in Japan)
巻： 17  号： 3  ページ： 163-178  発行年： 2008年05月01日 
JST資料番号： L1426A  ISSN： 0916-8362  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 九州南方において黒潮に伴う水温前線が20日程度の周期で繰り返し北上する現象を,はじめて三次元的かつ時間発展的に記述することを試みた。2000~2003年に実施した計6回の三次元的で密な観測で得た水温・流速のデータおよび中之島での水位データを,観測時の前線位置を指標として並べ替え,その妥当性を他の期間に連続して得られた衛星海面水温画像の時系列および中之島での水位データによって検証した上で,現象の三次元的な時間発展を調べた。その結果,水温前線の北上は,薩摩半島南方の大陸棚斜面上に形成された300m深に及ぶ構造をもつ高気圧性の黒潮前線渦(暖水舌)が,北東方向に移動して消滅する過程の一側面であることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： 海水温 ,  *黒潮 ,  渦 ,  九州地方 ,  流れ場 ,  経時変化 ,  海面水温 ,  人工衛星 ,  温度場 ,  飛翔体 ,  場
準シソーラス用語： 黒潮前線渦 ,  水温場 ,  水温前線 ,  暖水舌

分類 (1件)： 海洋の構造・力学・循環  (DC06030G)

引用文献 (16件)：

• 秋山秀樹. トカラ海峡周辺における黒潮フロントの変動. 海と空. 1991, 67, 113-132
• 秋山秀樹. トカラ海峡周辺を通過する黒潮暖水舌. 海と空. 1992, 68, 99-112
• AMBE, D. Estimation the Kuroshio axis south of Japan using combination of satellite altimetry and drifting buoys. J. Oceanogr. 2004, 60, 375-382
• FENG, M. Stracture and variability of the Kuroshio current in Tokara Strait. J. Phys. Oceanogr. 2000, 30, 2,257-2,276
• 花輪公雄. 海洋資料における日平均値の作成について. 沿岸海洋研究ノート. 1985, 23, 79-87

タイトルに関連する用語 (4件)： 九州 ,  水温前線 ,  水温 ,  流速変動