抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本での青果物を対象とした受動的調整雰囲気[passive MA(modified atmosphere)]包装の動向を解説した。市販の密封包装されたぶなしめじ,トマト,芽キャベツ,ニラ,柿などの包装内の酸素及び二酸化炭素濃度の測定例を示した。これらの包装では青果物の呼吸により包装内が低酸素,高二酸化炭素雰囲気になって,意識せずに包装してもMA効果の得られることを説明した。呼吸量が大で,鮮度低下が激しく,かつ比較的単価の高い青果物のMA包装には微細孔フィルムが用いられることを述べた。ベースフィルムに孔を開けて孔の径や数により包装全体のガス透過性を調節する方式である。また,近年開発された,製袋する際にセンターシール部に微細な空隙を作って袋のガス透過性を調節する方式とガス透過性の相違するフィルムを袋の表面と裏面に用いる方式を紹介した。