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J-GLOBAL ID：200902235693383306   整理番号：09A0989689

難視性パターンを用いた印刷文書に対する情報付加手法の提案

Information Hiding Method Utilizing Artificial Fiber Pattern for Printed Document

著者 (5件)： 金田北洋 (東京理大) ,  平野謙二 (東京理大) ,  藤井雄騎 (東京理大) ,  岩村惠市 (東京理大) ,  半谷精一郎 (東京理大)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(CD-ROM)  (情報処理学会論文誌 論文誌ジャーナル(CD-ROM))
巻： 50  号： 9  ページ： 1997-2007  発行年： 2009年09月15日 
JST資料番号： Z0778B  ISSN： 1882-7837  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一般に,電子透かし技術は静止画像や動画像・音声等といったコンテンツの特徴を用いてその中に他の情報を付加する技術である。印刷物に対しても,従来から印刷される画像や文字等のコンテンツの特徴を用いた電子透かし手法が提案されている。本研究では従来手法の課題であった文書品質の劣化,埋込み情報量のコンテンツ依存性,幾何変換に対する脆弱性を解決するための新たな手法として,印刷されるコンテンツではなく紙メディア自体をコンテンツとした難視性パターンを考案し,それを利用した印刷文書に対する新しい情報付加手法を提案する。本論文では,紙メディアの繊維パターン(ペーパテキスチャ)を応用した難視性パターンの原理,プリンタを用いた難視性パターンの作成,高解像度スキャナを用いた難視性パターンの解析,それらに基づく抽出アルゴリズムの提案,3種類のプリンタ/2種類の紙メディアによる情報埋込み・抽出実験を行い,文書品質・印刷耐性・幾何変換耐性・機材非依存性に対するその優位性について報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンピュータセキュリティ ,  *紙 ,  *情報メディア ,  繊維 ,  プリンタ ,  走査装置 ,  特徴抽出 ,  アルゴリズム ,  埋込み【挿入】
準シソーラス用語： スキャナ ,  紙メディア ,  *透かし ,  難視性 ,  *難視性パターン

分類 (2件)： データ保護  (JD01020V) ,  各種紙製品・紙製容器  (YL04030O)

引用文献 (8件)：

• NPO日本ネットワークセキュリティ協会: 2007年度情報セキュリティインシデントに関する調査報告書.
• Bender, W., Gruhl, D., Morimoto, N. and Lu, A.: Techniques for Data Hiding, IBMSystemsJournal, Vol.35, No.3 & 4, pp. 313-336(1996).
• 藤井康広, 中野和典, 越前 功, 吉浦 裕, 手塚 悟: 局所特徴量を用いた二値画像用電子透かしの画質維持方式, 情報処理学会論文誌, Vol.44, No.8, pp. 1872-1883(2003).
• Tow, R. F.: Methods and means for embedding machine readable digital data in halftone images, U. S. Patent 5 315 098, May 24(1994).
• http://www.parc.com/research/projects/dataglyphs/techoverview.html

タイトルに関連する用語 (4件)： 文書 ,  情報付加 ,  手法 ,  提案