抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カキ‘富有’と‘次郎’を用いて,側枝への環状剥皮と結縛の処理およびそれらとサイトカイニン活性をもつ合成化合物のCPPUの果実塗布の組み合わせ処理が果実品質に及ぼす影響について調べた。‘富有’では環状剥皮の5月と7月処理で,結縛の5月,6月および7月処理で果実重が増加した。果実の糖度は,5月,6月および7月の結縛処理により増加した。これらの効果は環状剥皮処理に比べ結縛処理の方が大きかった。‘次郎’では6月の環状剥皮処理で果実重と果径が無処理に比べ大きかった。処理時期としては5月または6月処理の果実品質が良好であったことから,果実生育ステージの第I期前半が適期と推察された。‘富有’では,環状剥皮とCPPUの組み合わせで最も果実肥大が大きかった。‘次郎’では,CPPUは単独,組み合わせ処理ともに果実の肥大を抑制した。また,‘富有’,‘次郎’ともに,CPPU処理により糖度は低下し,着色抑制がみられた。(著者抄録)