抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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成年男子7名を被験者とし,非クロム鞣し牛革とクロム鞣し牛革を甲革として製造した靴の着用試験を行い,靴着用時の快適性について検討した。着用試験中の汗についてみると,非クロム靴はクロム靴と皮革して,より多くの汗を吸収し,靴下に吸収された汗は少なかった。靴内の温湿度特性については,非クロム靴はクロム靴よりも温湿度を低く保つ傾向が認められた。熱流量は非クロム靴がクロム靴よりもやや高く,放熱性が高いものと考えられた。非クロム靴の表面温度は歩行後の安静時において,クロム靴よりもやや高く,非クロム靴の放熱性が高いことを示唆された。非クロム靴の着用感の評価は,特に歩行後の安静時において,クロム靴よりも温冷感,湿潤感,発汗状態,不快感ともに良好であり,非クロム靴の快適性を示した。