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J-GLOBAL ID：200902236125153300   整理番号：09A0429198

アルミニウム板のメカニカルクリンチングにおける剥離強度に及ぼす突起つき板押えの影響

Effect of Stripper Plate with Ring Projection on Peel Strength of MechanicalClinching of Aluminum Sheet

著者 (3件)： 村上碩哉 (東京工業大学大学院理工学研究科) ,  荒木康之 (東京工業大学大学院理工学研究科) ,  水島大介 (東京工業大学大学院理工学研究科)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 50  号： 579  ページ： 333-337 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： メカニカルクリンチングによるアルミニウム合金板同士の接合を行い,剥離強度と接合部断面における形状パラメータの関係を検討した。板押えに着目し,板押え平板に突起をつけて接合を行い,剥離試験と接合部の断面観察を行った。また,有限要素解析モデルは軸対称モデルを選択し,パンチ,ダイ,板押えなどの金型は剛体,接合材は弾塑性体とし,せん断摩擦モデルを採用した。その結果,以下の知見を得た。1)接合の際,従来の平板状板押えの代りに突起つき板押えを用いることで,同じ底部板厚の状態で剥離強度を35%程度向上できる。2)剥離強度向上には接合部の断面形状パラメータで,半径方向インターロック深さとともにインターロック角度の影響も大きい。3)突起つき板押えを用いると材料の外側への流出が抑えられ,材料がダイ内に多く流動する。これにより下板がリング溝底部の早期に達してインターロック角度が急激に増加し,剥離強度が向上する。

シソーラス用語： *かしめ ,  *突起部 ,  アルミニウム合金 ,  強度 ,  有限要素法 ,  A5182 ,  剥離強度

分類 (1件)： ファスナ類,締付,し緩,継手  (QB01090V)

引用文献 (9件)：

• 1) 例えば,佐藤千明:塑性と加工,46-533 (2005),6-10.
• 2) 加藤亨・安部洋平・森謙一郎・呉宣:同上,47-541 (2006),149-153.
• 3) Varis, J. : J. Mater. Process. Technol., 172 (2006), 130-138.
• 4) 多々良浩昭:塑性加工学会プロセッシング計算力学分科会,研究委員会会第3回セミナテキスト,(2005),53-64.
• 5) 廣瀬明夫・小林紘二郎:自動車用溶接・接合技術,軽金属,56-3 (2006), 184-188.

タイトルに関連する用語 (4件)： アルミニウム板 ,  剥離強度 ,  突起 ,  板押え