抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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固定屋根を持つタンクのAE計測では,特に気化温度の低い燃料タンクや真夏のAE計測では固定屋根から落下する液滴ノイズの除去が重要となる。本研究では,コーンルーフタンクを用いてAEを計測し,液滴落下に伴うノイズ除去に関して検討した。AE計測で用いたコーンルーフタンクは直径15.5mm,高さ12.2m,材質SS400,底板の設計厚さ9mmである。また,センサの配置は,側板上にAEセンサを90度ピッチに4個ずつ2段で取り付けた。このAE計測結果により腐食を評価した場合,タンク底板における腐食が激しく進行していることなどを示唆した。ノイズ除去方法の検討では,上段に取り付けたセンサをガードセンサに用いてノイズを除去する方法の除去効果について検討した。加えて,3次元位置評定によるノイズ識別にも言及した。これらの結果,ガードセンサによるノイズ除去では,タンクを健全と判断しうるまでにノイズを除去することができなかった。3次元位置評定は液滴ノイズの識別に有効であることなどが分かった。