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J-GLOBAL ID：200902236869227698   整理番号：09A0071630

シラノールのエナンチオ選択的合成

Enantioselective Synthesis of Silanol

著者 (5件)： IGAWA Kazunobu (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  TAKADA Junko (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  SHIMONO Tomohiro (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN) ,  TOMOOKA Katsuhiko (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  TOMOOKA Katsuhiko (Tokyo Inst. of Technol., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 130  号： 48  ページ： 16132-16133  発行年： 2008年12月03日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 対称性ジアルコキシシランの不斉求核置換反応でそれを脱対称させ,シラノール誘導体をエナンチオ選択的に生成させる方法を検討した。最初にアキラルな条件下で種々のジアルコキシシランとn-BuLiとの反応を検討し,七員環ジアルコキシシランがこの方法に対して最も適した基質であることを見いだした。次に(S,S)-ビスオキサゾリン類存在下で同様のジアルコキシシランのエナンチオ選択的求核置換反応を行い,生成物をBirch還元することでシラノールがエナンチオ選択的に合成できることを見いだした。反応はシリコンキラリティー中心の効率的な立体制御を伴って進行し,その結果,エナンチオ富化されたシリルエーテルが生成し,またそれはエナンチオ純度の損失なくシラノールに変換できた。DFT計算を使って反応の立体(特異性)経路を分析して,観察されたエナンチオ選択性を説明するための遷移状態モデルを提案した。

シソーラス用語： 不斉合成 ,  シラノール誘導体 ,  *有機ケイ素化合物 ,  無機酸エステル ,  求核置換反応 ,  反応機構 ,  密度汎関数法 ,  ケイ素複素環化合物 ,  酸素複素環化合物 ,  開環反応 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  有機リチウム化合物
準シソーラス用語： アルコキシシラン

分類 (2件)： 有機けい素化合物  (CF08030C) ,  反応の立体化学  (CF02130V)

物質索引 (10件)： n-ブチルリチウム ,  3-フェニル-3-tert-ブチル-1,5-ジヒドロ-2,4,3-ベンゾジオキサシレピン ,  3-フェニル-3-メチル-1,5-ジヒドロ-2,4,3-ベンゾジオキサシレピン ,  3-シクロヘキシル-3-メチル-1,5-ジヒドロ-2,4,3-ベンゾジオキサシレピン ,  2-[[(R)-tert-ブチルフェニルブチルシリル]オキシメチル]ベンジルアルコール ,  2-[[(R)-tert-ブチルメチルフェニルシリル]オキシメチル]ベンジルアルコール ,  2-[[(S)-tert-ブチルメチルシクロヘキシルシリル]オキシメチル]ベンジルアルコール ,  (R)-tert-ブチルフェニルブチルシラノール ,  (R)-tert-ブチルメチルフェニルシラノール ,  (S)-tert-ブチルメチルシクロヘキシルシラノール

タイトルに関連する用語 (2件)： シラノール ,  エナンチオ選択的合成