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J-GLOBAL ID:200902238857835253   整理番号:09A0256025

原因特性に対して国際的に報告された食品由来の発生データの解析

Analysis of foodborne outbreak data reported internationally for source attribution
著者 (2件):
資料名:
巻: 130  号:ページ: 77-87  発行年: 2009年03月31日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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食品由来の発生のデータ解析は,特定の食品に起因するヒトの腸疾患の発生比率を測定する手段の一つである。報告のあるさまざまな発生理由は実際の発生のほんの一部であるが,食品特性に対する発生データの利用は,病原菌,発生源および感染したヒトとを直接関連付ける唯一の方法論的アプローチである。公的に入手可能な電子報告および食品特性の評価を提示する出版物から得た食品由来の発生の探索,地域間の評価の引き出しと比較を行った。また,病原菌/食品媒介の組合せの理解の改善をした。1980代以降世界的に発生している食品由来の電子報告および出版物を体系的に精査し,データの洗い出しとデータベースへの蓄積を実施した。食品のカテゴリー化システムを作製し,食品媒体を当てはめた。原因と食品源間の関連性を,既報の原因と推定食品媒体の両方に関する発生について統計的に記述した。オーストラリアとニュージランド,カナダ,欧州連合(EU)およびアメリカ(US)間の関連の相違について,多重対応分析を用いて探査し,EUとUS間の選択した病原菌と食品源について正式に調べた。その結果,1988年から2007年の間に世界的に発生した4093の食品由来の発生集計に共通の食品および原因を提示し,検討を加えた。2~3の原因論といくつかの食品間の関連性は,極めて特異的であった。他の食品と原因間の特異的関連性の欠如は,交差汚染の潜在的な役割,環境的汚染および農場からフォークまでの食品連鎖間での感染した食品取扱者の役割を明確にした。4地域での詳細な解析により,ある種の特異的な関連性が明らかになった。すなわち,腸炎菌の発生は,EUにおいては最も普通の要因として卵と関連してしばしば生じていた。Ccampylobacter属関連の発生は,EUでは家禽製品およびUSでは主に乳製品に関連していた。カナダでは大腸菌の発生と牛肉間に関連性があったが,ネズミチフス菌の発生は地域をまたがりオーストラリアとニュージランドでは比較的普通であった。サルモネラ属はさまざまな食品群と関連していた。最後に本研究の価値と限界の他に,発生状況を超えた食品特性の評価についても論じた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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微生物検査法  ,  食品の汚染 
タイトルに関連する用語 (4件):
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