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J-GLOBAL ID：200902239038942241   整理番号：09A0731431

ミクロポーラス骨格におけるスピン状態の二方向性化学的スイッチング

Bidirectional Chemo-Switching of Spin State in a Microporous Framework

著者 (13件)： OHBA Masaaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OHBA Masaaki (RIKEN, Hyogo, JPN) ,  YONEDA Ko (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  AGUSTI Gloria (Univ. de Valencia, Valencia, ESP) ,  MUNOZ M. Carmen (Univ. Politecnica de Valencia, Valencia, ESP) ,  GASPAR Ana B. (Univ. de Valencia, Valencia, ESP) ,  REAL Jose A. (Univ. de Valencia, Valencia, ESP) ,  YAMASAKI Mikio (Rigaku Corp., Tokyo, JPN) ,  ANDO Hideo (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  NAKAO Yoshihide (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SAKAKI Shigeyoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KITAGAWA Susumu (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KITAGAWA Susumu (RIKEN, Hyogo, JPN)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 48  号： 26  ページ： 4767-4771  発行年： 2009年 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Hofmann型三次元スピンクロスオーバ(SCO)-多孔性配位重合体(PCP),{Fe(pz)[M^II(CN)₄]}(pz=ピラジン,M=Pt(1a),Pd,Ni)の磁気的性質のゲスト応答性について調べた。1a・2H₂OのX線結晶構造解析から,1aはゲストとの相互作用サイトを2つ有していることが分かった: pz橋架け配位子間の空間(サイトA)と4配位Pt中心間の空間(サイトB)。これらの相互作用サイトに取り込まれたゲスト分子との相互作用の違いによって高スピン(HS)状態と低スピン(LS)状態が可逆的に誘起されることを見いだした。CS₂分子はサイトA及びサイトBと相互作用し,例外的にLS状態を安定化することが分かった。CS₂が取り込まれることによる骨格応答の特異性を理論的に調べた。1a・CS₂ホストゲスト錯体からゲストを除くと1aのLS状態が保存される。一方,CS₂以外の多くのゲスト分子,例えばpz,はHS状態を安定化させ,ゲスト分子を除けばHS状態が保存される。このサイクルを利用すれば1aのHS状態とLS状態をゲスト分子により化学的にスイッチングすることが可能である。

シソーラス用語： *白金錯体 ,  *鉄錯体 ,  シアノ錯体 ,  窒素複素環化合物 ,  橋架け錯体 ,  *多孔質体 ,  超分子 ,  ゲストホスト効果 ,  二硫化炭素 ,  包接化合物 ,  *磁化率 ,  高スピン状態 ,  スイッチング ,  分子構造 ,  *結晶構造 ,  X線構造解析 ,  クロスオーバー効果
準シソーラス用語： *配位重合体 ,  *スピンクロスオーバ ,  ミクロポーラス材料 ,  *金属-有機骨格

分類 (4件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  分子化合物の結晶構造  (BK09050T) ,  有機化合物の磁性  (BM06070A)

物質索引 (1件)： ピラジン

タイトルに関連する用語 (6件)： ミクロポーラス ,  骨格 ,  スピン状態 ,  方向性 ,  化学 ,  スイッチング