抗ウイルス自然免疫におけるToll様受容体3シグナル伝達経路およびII型インターフェロンシグナル伝達経路の重大な連結

NEGISHI Hideo; OSAWA Tomoko; OGAMI Kentaro; OUYANG Xinshou; SAKAGUCHI Shinya; KOSHIBA Ryuji; YANAI Hideyuki; SEKO Yoshinori; SHITARA Hiroshi; BISHOP Keith; YONEKAWA Hiromichi; TAMURA Tomohiko; KAISHO Tsuneyasu; TAYA Choji; TANIGUCHI Tadatsugu; HONDA Kenya; HONDA Kenya

文献

J-GLOBAL ID：200902239873814343 整理番号：09A0081201

抗ウイルス自然免疫におけるToll様受容体3シグナル伝達経路およびII型インターフェロンシグナル伝達経路の重大な連結

A critical link between Toll-like receptor 3 and type II interferon signaling pathways in antiviral innate immunity

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資料名：
巻： 105 号： 51 ページ： 20446-20451 発行年： 2008年12月23日
JST資料番号： D0387A ISSN： 0027-8424 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

コクサッキーウイルスB群血清型3(CVB3)を利用してTLR3経路とRIG-I/MDA5経路の機能的関係性を検討した。TLR3遺伝子ノックアウトマウスおよびその脾臓細胞ではCVB3の複製が高レベルとなり炎症性サイトカインのmRNA誘導が減少した。CVB3に感染したTLR3遺伝子ノックアウトマウスでは心筋炎が発症した。CVB3に感染したマウスの心臓ではTRIFに依存して炎症性サイトカインおよびIFN-γのmRNAが誘導された。I型インターフェロン(IFN)シグナル伝達の不在下でTLR3はCVB3感染からマウスを防御した。TLR3はCVB3感染に対するIFN-γ応答を誘導した。TLR3に誘起されたII型IFN応答とサイトソルRIG-I/MDA5レセプターなどによって誘起されたI型IFN応答の両方は水疱性口内炎ウイルスおよびHSV1に対する免疫応答にも寄与していた。RIG-I/MDA5のI型IFNシグナル伝達とTLR3のII型IFNシグナル伝達が協同して効果的な抗ウイルス自然免疫応答を発生させた。

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感染免疫

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