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J-GLOBAL ID:200902240642839902   整理番号:09A1178675

有明海内湾河口域におけるイヌノシタ属2種の初期生活史の比較

Comparison of the early life histories of two Cynoglossus species in the inner estuary of Ariake Bay, Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 56  号:ページ: 363-371  発行年: 2009年11月05日 
JST資料番号: L2718A  ISSN: 1341-8998  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2004年10月,2005年3月,及び同年4月の期間に,有明海の六角川河口域周辺において,コウライアカシタビラメCynoglossus abbreviatusとデンベエシタビラメCynoglossus lightiの仔魚の分布とを調査した。Cynoglossus abbreviatusはC.lighti食性よりも大きいサイズで変態を開始して完了した。主に変態中及び変態後の発達期の個体が存在したが,C.abbreviatusは3~4月に,C.lightiは10月に,六角川の内側とすぐ外側にそれぞれ主として分布した。これら近縁種の間で,河口域のすぐ外側における鉛直分布の潮汐による変化が異なり,C.abbreviatusは上げ潮時の表層及び中層に分布し,下げ潮時では海底付近(流速が最も遅い場所)に集まった。Cynoglossus lightiは上げ・下げ潮時ともに海底付近に主に留まった。イヌノシタ属の両種の仔魚はともにその水域において供給の少ないカイアシ類(Pseudobradya sp.)を選択的に摂餌していた。これらの結果より,イヌノシタ属の両種の成育場は潮汐に伴う鉛直的な分布様式の違いにより異なることが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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魚類  ,  個体群生態学 
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