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J-GLOBAL ID：200902241155417314   整理番号：09A0809289

関東地方で日最高気温が40°Cを超えた2007年夏の高温 その2~JMANHMによる日最高気温の再現実験と高温要因の考察~

著者 (4件)： 篠原善行 (前橋地方気象台) ,  眞下国寛 (熊谷地方気象台) ,  桜井美菜子 (熊谷地方気象台) ,  須永次雄 (前橋地方気象台)
資料名： 天気
巻： 56  号： 7  ページ： 543-548  発行年： 2009年07月31日 
JST資料番号： F0064A  ISSN： 0546-0921  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 標題の高温を記録した8月15と16日の群馬県西~北部の山岳を越えて来た気流の空間構造を気象庁静力学モデルでシミュレートし,本論文のその1の解析結果と総合して,以下の結果を得た。背が高く高温の高気圧に覆われ,沈降による断熱昇温であった。15日は日照時間が長く昇温し,16日朝の最低気温も高かった。地上では北からの山越え気流と海風とのシヤラインが明確で,これに北側では昇温を妨げる海風の影響を受けず,山越えによるフェーンがもたらす高温位気塊の流入があった。

シソーラス用語： *関東地方 ,  *最高気温 ,  *夏 ,  高気圧 ,  沈降 ,  日照時間 ,  山越え気流 ,  海風
準シソーラス用語： 非静力学モデル ,  フェーン現象 ,  断熱昇温

分類 (1件)： 局地循環,気流  (DC05090N)

引用文献 (3件)：

• 金森恒雄. 気象庁非静力学モデルの計算結果を使った流跡線解析. 地方におけるメソモデルを用いた調査研究に関する打合せ会資料, 2006. 2006
• 桜井美菜子. 関東地方で日最高気温が40°Cを超えた2007年夏の高温 その1-2007年8月15日と16日の事例解折-. 天気. 2009, 56, 248-253
• 佐藤和典. 熊谷の一番暑い日 (1997年7月5日の日最高気温に関する事例解析). 東京管区気象研究会誌. 1997, 30, 132

タイトルに関連する用語 (5件)： 関東地方 ,  日最高気温 ,  夏 ,  再現実験 ,  要因