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J-GLOBAL ID：200902241340537229   整理番号：08A0382955

南西諸島冬季の短日環境における普通ソバ(Fagopyrum esculentum Moench)の農業関連形質の品種間差異

著者 (8件)： 原貴洋 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  照屋寛由 (沖縄県農業研究セ 名護支所) ,  塩野隆弘 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  塩野隆弘 (農村工学研) ,  生駒泰基 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  手塚隆久 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  松井勝弘 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  道山弘康 (名城大 農)
資料名： 日本作物学会紀事  (Japanese Journal of Crop Science)
巻： 77  号： 2  ページ： 151-158  発行年： 2008年04月05日 
JST資料番号： G0811A  ISSN： 0011-1848  CODEN： NISAAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 南西諸島に適した普通ソバ品種の導入,開発に資するために,沖縄本島の名護市において国内の普通ソバ5品種を11月上旬,12月下旬,3月上旬の3時期に播種して栽培し,成熟期に農業関連形質を調査した。いずれの作期においても,150粒m^-2とした密播処理区の子実収量は50粒m^-2とした粗播処理区に比べて1.3~3.4倍高かった。主茎長,初花節位,主茎花房数,花房あたり開花数は,日本の他地域での試験栽培で報告された値に比べて少なく,その一因として,栽培期間中の短日条件の影響が考えられた。主茎長,主茎花房数,花房あたり開花数,千粒重についての品種間差は,日本の他地域での試験栽培で報告された順序とほぼ一致していたため,他地域において認められる形質の品種間差は南西諸島においても類似していると考えられた。生育期間中に極度の短日条件が続く11月上旬播種,12月下旬播種の作期においては,子実収量と,主茎花房数および個体当たり花房数との間に有意な正の相関が認められた。(著者抄録)

シソーラス用語： *ソバ ,  沖縄県 ,  *収量構成要素 ,  日照時間 ,  播種 ,  品種差 ,  作物収量

分類 (1件)： 畑作物一般  (FC03031E)

引用文献 (36件)：

• 1) 新崎正雄・唐真彦・大浜当八 2001. 八重山地域におけるサトウキビ畑の輪作・間作試験. 沖縄農試研報 23 : 26-39.
• 2) Campbell, C.G. 1997. Buckwheat. International Plant Genetic Resources Institute, Rome. 54.
• 3) Dwivedi, G.K. 1996. Tolerance of some crops to soil acidity and response to liming. J. Indian Soc. Soil Sci. 44(4): 736-741.
• 4) 林久喜 1997. そば栽培と環境条件. 日本蕎麦協会. 東京. 4-5.
• 5) 犬山茂・本田裕・古山三郎 1994. ソバ品種「キタワセソバ」の育成とその特性. 北海道農試研報 159 : 1-10.

タイトルに関連する用語 (8件)： 南西諸島 ,  冬季 ,  環境 ,  ソバ ,  Fagopyrum ,  農業 ,  形質 ,  品種間差異