文献

J-GLOBAL ID：200902241394696438   整理番号：09A0530414

火災時および火災後におけるスタッドの力学特性

MECHANICAL PROPERTIES OF STUD IN AND AFTER FIRE

著者 (3件)： 今川雄亮 (大阪工業大学大学院 工学研究科 博士後期課程 都市デザイン工学専攻) ,  大山理 (大阪工業大学 工学部都市デザイン工学科) ,  栗田章光 (大阪工業大学 工学部都市デザイン工学科)
資料名： 土木学会論文集 A(Web)
巻： 65  号： 2  ページ： 384-394 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： U0102A  ISSN： 1880-6023  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,桁下での車両事故や不審火などによって高架橋が火災を受けて損傷した事例が数多く報告されている.鋼・コンクリート合成桁橋が火災を受けた場合,鋼桁とコンクリート床版の損傷のみならず,ずれ止めの損傷状況を把握することも重要となる.そこで,本文では,まず,加熱した状態の供試体に対する静的押抜き試験によって火災時のスタッドの押抜きせん断耐力の低下などを明らかにした.つぎに,火災後のスタッドにおける押抜きせん断耐力,ずれ限界耐力および疲労強度などを把握することを目的として,加熱後,自然冷却した供試体に対して静的および繰返し押抜きせん断試験を実施した.さらに,これらの試験結果とEurocdeの規準値とを比較することによって火災後のスタッドの安全性に関する検討を行った.(著者抄録)

シソーラス用語： 高架橋 ,  *合成桁橋 ,  コンクリートスラブ ,  梁 ,  ファスナ ,  押抜剪断 ,  火災 ,  疲れ強さ ,  剪断強さ ,  静荷重 ,  繰返し荷重 ,  載荷試験 ,  設計基準 ,  *熱履歴 ,  剪断試験 ,  *ずれ止装置
準シソーラス用語： スタッド ,  ユーロコード ,  押抜きせん断試験 ,  鋼桁

分類 (2件)： 火災  (RA02020B) ,  構造細目,橋梁付帯設備  (RC06070M)

引用文献 (19件)：

• 1) 田崎祥二:一般国道守口高架橋火災被災復旧の取り組みについて∼供用中のPCT桁橋における復旧工法の検討事例∼,平成19年度 近畿地方整備局研究発表会 論文集 防災・保全部門,pp.1-4, 2007.7.
• 2) 吉田雅彦,中山太士,大都 亮,稲冨紀行:火災を受けた鉄道橋の運転再開,土木学会第62回年次学術講演会 4-347,pp.693-694, 2007.9.
• 3) Newspaper of San Francisco Chronicle (http://www.sfgate.com/maze/)
• 4) 今川雄亮,竹原和夫,柳楽英俊,大山 理,栗田章光:鋼・コンクリート単純合成桁橋の耐火性能評価に関する解析的研究,構造工学論文集,Vol.53A, pp.1107-1116, 2007.4.
• 5) 今川雄亮,柳楽英俊,大山 理,栗田章光:火災後における鋼・コンクリート合成桁橋の合成挙動に関する研究,鋼構造年次論文報告集,第14巻,pp.33-40, 2006.11.

タイトルに関連する用語 (3件)： 火災 ,  スタッド ,  力学特性