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J-GLOBAL ID:200902241414081869   整理番号:08A1107089

パンコムギ内のRNA干渉(RNAi)によるγ-グリアジンのサイレンシング

Silencing of γ-gliadins by RNA interference (RNAi) in bread wheat
著者 (6件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 565-568  発行年: 2008年11月 
JST資料番号: H0885A  ISSN: 0733-5210  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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RNAサイレンシングは広範囲の生物で保存されている配列-特異的RNA分解系である。RNAサイレンシングの機構解明は逆遺伝学ツールとして利用が進められてきており,これは配列-特異的手法の標的遺伝子発現をRNAサイレンシングが強く下流制御しているためである。コムギ穀粒の主要なタンパク質画分はパン生地の機能特性に大きく関与しているグルテンである。グリアジンは,弾力性に関与している重合グルテニンとともに,グルテンおよびパン生地の伸び性や粘性に主に寄与している。したがって,本研究の目的はRNA干渉による特異的γ-グリアジン発現を抑制し,グルテンタンパク質の系統的サイレンシング特異的グループの実現可能性を証明することである。γ-グリアジン遺伝子配列をpghp8.1プラスミドを構築するために利用した。繰り返し配列の間のスペーサー領域であるUbi1イントロン配列とともにセンスおよびアンチセンスオリエンテーション内の169塩基対(bp)に基づいてhpRNAサイレンシング断片を設計した。パンコムギの2系統をパーティクルガン法で形質転換した。グリアジンを小麦粉30mgから抽出,酸-PAGEで分離し,マトリックス支援レーザー脱離イオン化法飛行時間型質量分析計(MALDI-TOF MS)で決定した。7種類の形質転換系統が得られ,この全てでγ-グリアジン濃度の低下が認められた。7種類の形質転換系統全てが完全な繁殖力を示し,粒子形態と種子重量は対照系統と同等だった。MALDI-TOF MSから非形質転換系統に存在する6本のピークがBW208遺伝子型の形質転換系統で欠失していたが,BW2003遺伝子型では3本のピークが欠失していた。BW208系統では約55-80%,BW2003系統では約33-43%の割合でγグリアジンが減少していた。R5抗体によるELISAアッセイにより,BW208の3系統およびBW2003の1系統の全グリアジン(μg/mg小麦粉)減少が認められたが,BW208の1系統(C613)では増加していた。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  物質の代謝 
タイトルに関連する用語 (5件):
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