抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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農地に肥料を投入することは必要であるが,降雨による流出水によって,肥料に含まれる窒素とリンが川,池,湖に流れ込み,川や湖沼の富栄養化を招く恐れがある。発展途上国では,乾燥肥料が多く用いられるが,降雨によって肥料が失われやすい。肥料の投入方法としては,土壌表面に撒く方法と土壌中に肥料を混入する方法がある。これらの方法と肥料の流出との関係を定量的に調べるために,モデル斜面において,人工降雨による肥料の流出実験を行った。肥料の撒き方としては,表面に撒く方法と,撒いた後に厚さ1cmの覆土をする方法の二通りとした。降雨による流出負荷量の増え方は表面に撒いた場合が顕著で,覆土をしたほうが緩慢である。作付けとの関連において,肥料の撒き方を工夫することが,農村部の水環境の保全に有効である。