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J-GLOBAL ID：200902242825324971   整理番号：09A0653462

車車間通信における隠れ端末問題による特性劣化要因の解析と改善方法の検討

An Analysis of Performance Degradation caused by Hidden Terminal in IVC and A Scheme of Improving Degradation

著者 (3件)： 久下孝順 (東京理大 基礎工) ,  大野光平 (東京理大 基礎工) ,  伊丹誠 (東京理大 基礎工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 109  号： 58(ITS2009 1-7)  ページ： 13-17  発行年： 2009年05月21日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 車車間通信においてアクセス制御方式として検討されているCSMA方式では,隠れ端末問題により通信品質が劣化してしまうことが知られている。しかし,それが実際にどの程度発生しているかは未だに解析されていない。そこで本論文では,隠れ端末問題によるパケットの衝突がどれだけ発生しているのかをパケット破棄率により解析するとともに,この問題がスペクトル拡散通信方式(SS)によってどの程度改善されるかについて,計算機シミュレーションにより検討を行った。その結果,隠れ端末問題による衝突の方が,キャリアセンスの失敗による衝突よりも多く発生し,SSによって最大約1/3までパケット破棄率を改善できることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： 自動車通信 ,  無線LAN ,  多元接続通信 ,  *伝送品質 ,  比率 ,  *スペクトル拡散通信 ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： CSMA ,  パケット廃棄率 ,  隠れ端末問題 ,  *車車間通信

分類 (2件)： 電装品  (QG03070C) ,  データ通信  (ND11040A)

引用文献 (6件)：

• 浅見重幸. 車々間通信に適した通信制御プロトコルの検討. 日本無線技報. 2008, 55, 37-41
• SAKATA, Atsunori. Throughput Comparison of CSMA and CDMA slotted ALOHA in Inter-Vehicle Communication. ITST, June. 2007. 2007, 1-6
• NAGAOSA, Tomotaka. An Advanced CSMA Inter-Vehicle Communication System Using Packet Transmission Timing Decided by the Vehicle Position. IVS, June. 2004. 2004, 111-114
• KUGE, Takamasa. Performance Analysis of DS/SS Inter-Vehicle Communication assisted by Road-Vehicle Communication. ITST, Oct. 2008. 2008, 424-427
• PROAKIS, John G. Digital Communication. 2000, 927-933

タイトルに関連する用語 (5件)： 車車間通信 ,  隠れ端末問題 ,  特性劣化 ,  要因 ,  解析