文献

J-GLOBAL ID：200902243725926709   整理番号：08A1068511

S100-アネキシン複合体 条件付き会合の生物学

S100-annexin complexes-biology of conditional association

著者 (3件)： MIWA Naofumi (Toho Univ., Tokyo, JPN) ,  UEBI Tatsuya (Osaka Univ., JPN) ,  KAWAMURA Satoru (Osaka Univ., JPN)
資料名： FEBS Journal  (FEBS Journal)
巻： 275  号： 20  ページ： 4945-4955  発行年： 2008年10月 
JST資料番号： B0206B  ISSN： 1742-464X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カルシウム結合蛋白質であるS100およびアネキシンはそれぞれ10以上のメンバーの構成のファミリー蛋白質である。S100は小型,二量体性およびEFハンド型カルシウム結合蛋白質であり,細胞内外で機能しており,細胞内ではS100は細胞内カルシウム濃度に反応して,りん酸化反応などの機能を制御している。S100は種々の疾患との関連も明らかとなっているが,その役割の詳細は不明なままである。アネキシンは非EFハンド型のカルシウム結合蛋白質であり,カルシウム依存性のりん脂質および膜への結合性を示す。アネキシンは膜輸送などに関与していると考えられている。S100蛋白質とアネキシンは互いに相互作用し,生物活性を持つ複合体を形成すると考えられている。本総説では,両者の相互作用に焦点をあて,複合体のターゲット,S100A11-アネキシンA1,S100A6-アネキシンA11,ジカルシン-アネキシン複合体などの生物学的意義について検討する。両者の複合体は生殖腺細胞の分化や神経学的障害に重要な役割を果たしている。

シソーラス用語： *S-100タンパク質 ,  *アネキシン ,  *タンパク質複合体 ,  カルシウム結合タンパク質 ,  二量体 ,  カルシウム ,  タンパク質結合 ,  リン脂質 ,  生体内分布 ,  結合部位 ,  二次構造 ,  生体輸送 ,  分子間相互作用 ,  EFハンドモチーフ
準シソーラス用語： ジカルシン ,  EFハンド

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (4件)： アネキシン ,  複合体 ,  会合 ,  生物学