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J-GLOBAL ID:200902244538859743   整理番号:09A0119622

余裕深度処分の技術的な信頼性構築に向けた検討状況について

Current status of the sub-surface disposal facility development
著者 (6件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 49-64  発行年: 2006年10月31日 
JST資料番号: L3708A  ISSN: 1343-4446  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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2004年に原子力安全委員会で取りまとめられた「放射性廃棄物処分の安全規制における共通的な重要事項について」における指摘,およびそれを受けた原子力安全委員会・低レベル放射性廃棄物埋設分科会における議論を踏まえた検討を行い,安全確保の基本的考え方については,原則,人為過程/自然過程に対する防護対策,サイト要件,および工学的対策の観点から整理した。BAT(Best Available Technique)の採用,長期の地質環境変動の影響を設計および安全評価で考慮する等,国際的にも最新の論点が考慮されていることが特徴である。これらの論点をより具体化するために,調査,設計と安全評価との関係を整理するとともに,安全評価における発生の可能性が高いシナリオと低いシナリオの役割について説明した。「施設設計について」では,安全確保の基本的考え方で示された工学的対策を具体化するために,施設設計フローの構築とそのステップ毎の検討内容を報告し,ベントナイト層を対象とした具体例を紹介した。施設設計にあたっては,建設・操業段階および埋め戻し後の安全性を確保することを念頭に,埋設施設の構成要素を抽出するとともにIAEA等の文献を参考に施設設計において考慮する安全要件が整理された。この安全要件を基に埋設施設が有すべき機能について検討し,構成要素との関係を明らかにした。これらは,「設計において構成要素単独もしくは関係する構成要素を総合的に考慮する機能」と「設定した仕様をもとに性能評価等において確認し,場合によっては設計上対応する機能」に分類して考えることが可能である。ベントナイト層についての設計フローでは,透水性だけでなく,建設・操業における要求事項,施工技術,および構成要素全体を考慮した仕様検討も実施し,必要に応じて性能評価等によるフィードバックもあり得ることが示された。最後に,「安全評価の考え方」ではリスク論的評価を適用する上で重要なシナリオ構築の手法,特に「発生の可能性の高いシナリオ」の構築手法を紹介した。現実的シナリオでは,標準的な地質環境条件のもとに処分システムが期待する性能を発揮した場合を想定するが,評価期間が長いため不確実性の取り扱いについて,網羅性,透明性,追跡性の確保が必要である。...(著者抄録)
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放射性廃棄物 
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