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J-GLOBAL ID：200902244539965962   整理番号：09A0628587

制御された放出が可能なコラーゲン模擬デンドリマ

A Collagen-Mimic Dendrimer Capable of Controlled Release

著者 (4件)： KOJIMA Chie (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  TSUMURA Sayako (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  HARADA Atsushi (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN) ,  KONO Kenji (Osaka Prefecture Univ., Osaka, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 131  号： 17  ページ： 6052-6053  発行年： 2009年05月06日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 天然コラーゲンは薬剤の徐放性デリバリに使用されているが,病原体汚染の可能性から合成モデルペプチドが代替物候補となる。デンドリマは直線ポリマーと比較して,サイズ,トポロジー,表面性質の制御が可能である。本報告で,コラーゲンモデルペプチドをデンドリマに付着させたものを合成して,徐放デリバリを行う機能性コラーゲン材料とした。エチレンジアミンをコアとするポリアミドアミン(PANAM)デンドリマとコラーゲンモデルペプチド(Pro-Pro-Gly)₅を用いてコラーゲン模擬デンドリマを合成した。¹H-NMRとCDにより特性化したところ,デンドリマに付着したコラーゲンペプチドは熱可逆的なコラーゲン様三重螺旋を誘導した。デンドリマは熱感受性の薬物キャリアとして作用し,LCSTを持たないため相転移を起こさず,低温でヒドロゲルを形成し,制御可能な徐放デリバリが可能なマトリックスとなった。融点の最適化が,ペプチド配列や長さの制御で可能である。

シソーラス用語： *デンドリマ ,  *コラーゲン ,  ポリアミドアミン ,  ペプチド ,  アミノ酸配列 ,  ドラッグデリバリーシステム ,  *徐放性製剤 ,  三重螺旋 ,  ヒドロゲル ,  臨界溶解温度 ,  温度依存性 ,  性質 ,  可逆性 ,  *剤形 ,  LCST ,  *硬タンパク質 ,  *動物タンパク質

分類 (2件)： 製剤一般  (GY02010Z) ,  分子構造  (EB03020Y)

タイトルに関連する用語 (3件)： 放出 ,  コラーゲン ,  デンドリマ