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J-GLOBAL ID:200902244955406247   整理番号:09A1117366

光近接場により誘起された非断熱遷移に基づく赤外励起を介した色素分子粒子からの可視領域発光

Visible Light Emission From Dye Molecular Grains via Infrared Excitation Based on the Nonadiabatic Transition Induced by the Optical Near Field
著者 (4件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 1380-1386  発行年: 2009年09月 
JST資料番号: W0734A  ISSN: 1077-260X  CODEN: IJSQEN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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凝集したDCM(4-ジシアノメチレン-2-メチル-6-p-ジメチルアミノスチリル-4H-ピラン)色素分子ナノ粒子において,赤外光(805nm)励起による可視領域(600~690nm)発光を観測して,その特性と機構を調べた。発光領域は光近接場により増強された粒体の表面と端部に現れた。発光強度は402nm励起による通常の蛍光と同様に,0.45nsと1.37nsの時定数で指数関数的に減衰した。発光強度の励起強度依存性は励起子-フォノンポラリトンモデルに基づく理論結果と一致した。これらの結果から,この発光が近接場誘起による非断熱遷移に起因することを確認した。この周波数逓倍効率はKDP結晶による第二高調波発生よりも高く,特に低励起パワー密度(<100W/cm2)の場合に顕著であった。ローダミン6Gの色素分子粒子でも赤外光(805nm)励起による可視域発光が観測され,非断熱過程の一般性が実証された。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
光化学反応  ,  有機化合物のルミネセンス 

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