抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文は,H.264で符号化された映像コンテンツのサムネイルを符号領域で生成する方式を提案する。一般的なMPEG-1/2/4に対する解像度変換方式では,H.264のIntra予測に対応できないという問題があった。従来のH.264に対する解像度変換方式では,この問題を符号領域におけるIntra予測で対処したが,いまだ十分な画質が得られていない。提案法は,H.264の符号領域でIntra予測による残差と予測モードから高速に縮小画像を生成する。適応的な整数変換係数への再構成によって画質劣化の伝搬を最小限に抑えつつ,解像度変換及び逆整数変換を統合することで完全な復号処理を省略する。解像度を1/4に縮小する実験では,提案法はJM10.2を用いたBaseband変換と比較して同等の主観画質で30%の高速化を実現した。また,従来法と比較して同等の速度で大幅な画質改善を達成した。(著者抄録)