文献

J-GLOBAL ID：200902245625207015   整理番号：09A0426712

寄生虫性疾病防除対策に関する研究-カンパチの単生虫防除対策 II-

著者 (4件)： 米村輝一朗 (宮崎県水試) ,  中西健二 (宮崎県水試) ,  良永知義 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  木南竜平 (東大 大学院農学生命科学研究科)
資料名： 宮崎県水産試験場事業報告書
巻： 2007  ページ： 271-273  発行年： 2009年03月19日 
JST資料番号： Y0399A  ISSN： 0289-9132  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カンパチ養殖ではBenedenia seriolae,Neobenedenia girellaeの2種のハダムシの寄生が大きな阻害要因となっている。効率的な駆虫方法を開発し,漁家経営の効率化・省力化を図るため,北浦町の養殖場で平成19年4月~20年2月に16回,1回当たり5尾の養殖カンパチをサンプリングし,寄生するハダムシ類の種組成を観察し,その季節性を明らかにした。得られた虫体は3995個体で,N.girellaeは9月下旬~11月中旬に20~59個体/回,その他は0~3個体/回,合計155個体認められた。B.seriolaeは毎回みられ,寄生数は43~505個体/回であった。北浦地区はB.seriolaeの生息限界水温と考えられる28°C以上の高水温が継続しないため,本種が高水温期を生き残り秋以降も優占している可能性が考えられた。

シソーラス用語： *ブリ属 ,  *魚病 ,  *扁形動物 ,  寄生虫 ,  寄生虫症 ,  吸虫類 ,  生物分類 ,  季節的変動 ,  温度依存性 ,  水温 ,  宮崎県
準シソーラス用語： *水産養殖 ,  *養殖魚 ,  *カンパチ ,  *単生類 ,  寄生虫病 ,  ハダムシ ,  Benedenia seriolae ,  Neobenedenia girellae ,  種組成 ,  季節変化

分類 (2件)： 増養殖の技術  (FH04020Y) ,  魚類  (FH02020K)

タイトルに関連する用語 (5件)： 寄生虫 ,  疾病 ,  防除対策 ,  研究 ,  カンパチ