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J-GLOBAL ID：200902245757513956   整理番号：09A0375067

廃棄物使用量の増大とCO₂排出量削減に向けたセメントの材料設計

Material Design of Cement for Increased Waste Usage and Reduction of C0₂ Emissions

著者 (5件)： 丸屋英二 (宇部三菱セメント研究所 宇部セ) ,  坂井悦郎 (東京工大 大学院理工学研究科) ,  大崎雅史 (宇部三菱セメント研究所 宇部セ) ,  加藤昌宏 (住友セメントシステム開発) ,  大門正機 (東京工大 大学院理工学研究科)
資料名： 廃棄物資源循環学会論文誌  (Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management)
巻： 20  号： 1  ページ： 1-11  発行年： 2009年01月 
JST資料番号： L1596A  ISSN： 1883-5856  CODEN： HSJGCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セメント産業は循環型社会の形成において中心的な機能を果たす一方,温暖化防止へ向けた取り組みにも一層の推進が望まれている。したがって,今後のセメントは,クリンカ焼成時の廃棄物使用量を増加し,CO₂削減の観点から混合材を利用する必要がある。本研究では,調合計算と相組成モデルを組み合せた手法を用いることで,クリンカの鉱物組成および混合材添加量と廃棄物使用量,CO₂排出量および強度発現性との関係を試算した。その結果,クリンカの間隙相量を増大することで,廃棄物使用量を増加しつつ,添加量25~35%を上限として混合材の利用が図れることがわかった。本手法により,現状の普通ポルトランドセメントよりも廃棄物使用量が多く,CO₂排出量の低減が可能で,かつ実用的な強度発現性を具備するセメント組成物の設計範囲を示すことができた。(著者抄録)

シソーラス用語： 廃棄物処理 ,  *リサイクル ,  地球環境 ,  環境保全 ,  *温室効果ガス ,  二酸化炭素 ,  材料設計 ,  高炉セメント ,  石炭灰 ,  セメントクリンカ ,  強度発現 ,  鉱物組成 ,  圧縮試験 ,  スラッジ処理 ,  予測モデル ,  相組成 ,  *混合セメント ,  汚泥処理 ,  *利用 ,  *再利用 ,  機械的性質 ,  モデル

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  資源回収利用  (SC05060V) ,  その他の石材  (YC05070M)

引用文献 (24件)：

• (社) セメント協会. セメントハンドブック. 2007
• 経済産業省. 循環型社会の構築に向けたセメント産業の役割を検討する会報告書. 2001
• 坂井悦郎. 廃棄物循環システムにおけるセメント産業の技術戦略. セラミックス. 2006, 41, 2, 94-99
• 坂井悦郎. セメント産業でのリサイクル技術開発の現状. 未来材料. 2006, 6, 12, 38-43
• 五十嵐秀明. セメントと廃棄物リサイクルに関する研究動向. セラミックス. 1999, 34, 12, 1023-1026

タイトルに関連する用語 (5件)： 廃棄物 ,  使用量 ,  CO2排出量削減 ,  セメント ,  材料設計