文献

J-GLOBAL ID：200902246170280548   整理番号：09A0444998

高圧二酸化炭素処理したポリ(L-乳酸)のミクロセルラ発泡に対する分子結晶形態の影響

Effect of the Crystalline Morphology on Microcellular Foaming of Poly(L-lactide) with High-pressure Carbon Dioxide

著者 (5件)： AKAISHI Satoshi (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  MARUBAYASHI Hironori (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  AKASAKA Shuichi (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  ASAI Shigeo (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN) ,  SUMITA Masao (Tokyo Inst. Technol., Tokyo, JPN)
資料名： 材料の科学と工学  (Materials Science and Technology of Japan)
巻： 46  号： 2  ページ： 88-95  発行年： 2009年04月20日 
JST資料番号： G0788A  ISSN： 1347-4774  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高圧CO₂下,0~30°Cの温度範囲でのポリ(L-乳酸)(PLLA)のミクロセルラ発泡について,走査電子顕微鏡,示差走査熱量分析及び光散乱測定によって研究した。本研究では,次の3段階のプロセスで調べた。1)10MPa圧下及びPLLAのガラス転移温度より低い温度でのCO₂の注入,2)常圧下での数分間の保持,即ち”保持時間”,3)それに続く加熱。PLLA薄膜を発泡させるには,CO₂気泡をより大きく成長させ,また,余分なCO₂分子を薄膜から拡散させることが必要である。この処理で生ずるPLLAの結晶化,及び気泡構造は,結晶形態学によって十分に説明されることを示した。光散乱測定では,PLLAの高次構造は温度に依存して,次のように変化することを示した。1)10°C以下の低温では棒状または板状の結晶質が形成され,2)20°C以上では球晶が形成された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *PLLA ,  高圧 ,  二酸化炭素 ,  *発泡成形 ,  高分子薄膜 ,  高分子結晶 ,  *結晶形態 ,  微細構造 ,  球晶 ,  高次構造 ,  結晶度 ,  気泡

分類 (1件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

引用文献 (21件)：

• KUMAR, V. ACS Symp. Ser. 1997, 669, 101
• MARTINI, J. SPE ANTEC Tech. Papers. 1982, 28, 674
• MARTINI, J. E. U.S. Patent, 4,473,665. 1984
• COLLIAS, D. I. Polymer. 1994, 35, 3978
• DOROUDIANI, S. Polym. Eng. Sci. 1998, 38, 1205

タイトルに関連する用語 (6件)： 高圧 ,  酸化炭素 ,  L-乳酸 ,  発泡 ,  分子 ,  結晶形態