抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
垂直および傾斜固体流束曲線を用いて,連続傾斜シックナーでの処理量の増加の理論的解析を行った.種々の濃度の炭酸カルシウムスラリーを用いて,垂直管内回分沈降および傾斜管内回分沈降実験を行い,垂直および傾斜固体流束曲線を得た.上部傾斜板下に生成するくさび形の清澄水を考えたモデルによって,垂直沈降速度と傾斜沈降速度の差異を説明することができた.この垂直および傾斜固体流束曲線を用いて,定常状態での臨界負荷操作における連続傾斜シックナーの処理量の増加を図解法により予測することができた.この解析法から予測される処理量の増加と炭酸カルシウムスラリーを用いた実験から求められる処理量の増加は,ほぼ一致した.したがって,この手法が連続傾斜シックナーの解析に利用できることが示され,任意の初期高さの傾斜シックナーでの処理量の増加を図的に算出することが可能となった.(著者抄録)