抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2008年1月14日に新潟県佐渡市で発生した火災の調査を行った。この火災は木造建物が密集した商店街で発生し,2118.82m
2が焼損した。火災発生当時は平均8.4m/sの風が吹いていたが,延焼はそれとは逆方向に進み,部分的には1.2m/minという速い延焼速度を持っていた。火の粉の飛散は,火災区域の風下側では火災区域から150m離れた場所に達していたが,飛び火による被害はなかった。調査結果からは,消防隊の集結に時間を要する地方都市における消火活動の困難性がうかがわれた。この火災からは,地方都市の有する消防活動の困難性を前提にして,隣棟延焼を防ぐ対策を講じることの必要性が示唆される。(著者抄録)