抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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21世紀に入り高度情報化が一層進み,これを支える電力供給には依然として高い信頼性が求められている。一方,最近の電力自由化の情勢から,コストダウンは電力会社のもう一つの重要な使命となっている。供給信頼度に係わる大きな障害の一つに「雷」があるが,雷害対策を効率良く実施するには,雷の特性と配電線に求める信頼度を考慮し,その地域に適した雷害対策手法をきめ細かく選択することが有効であり,そのためには,観測や設備被害データの蓄積等により雷の地域特性を把握することと同時に,雷被害率を精度良く算定する手法の確立が望まれる。本技術報告書は,これらの調査,研究活動の結果を取りまとめたものである。その成果として,配電線近傍の樹木の影響,スパークオーバから雷事故に至る過程,避雷装置の故障様相などについて明らかにし,これらが配電線事故率推定に及ぼす影響について評価した。また,雷害対策手法の相違や各種解析モデルが事故率推定手法に及ぼす影響についても検討し,推定手法高度化の方向性を示した。(著者抄録)