文献

J-GLOBAL ID：200902248205272899   整理番号：09A0451205

調質圧延における亜鉛めっき鋼板への表面テクスチャーの転写挙動

Printing Behavior of Roll Surface Texture to Hot-dip Galvanized Steel Sheet in Temper Rolling

著者 (3件)： 木村幸雄 (JFEスチール スチール研) ,  植野雅康 (JFEスチール スチール研) ,  三原豊 (香川大 工)
資料名： 鉄と鋼
巻： 95  号： 5  ページ： 399-405  発行年： 2009年05月01日 
JST資料番号： F0332A  ISSN： 0021-1575  CODEN： TEHAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 亜鉛めっき鋼板の調質圧延でのロール表面の転写挙動については十分に解明されていない。本研究では,亜鉛めっき鋼板の調質圧延で適正な表面テクスチャーを付与することを目的に,圧延ロール表面の被加工材表面への転写挙動の検討を行った。実験は1200mm径の放電ダル加工ワークロールの4ハイ実験圧延機で,板厚08mm溶融亜鉛めっき極低炭素鋼板を調質圧延し,平均粗さRa,ピークパーインチPPI,うねりWaを代表的なパラメータとして,その転写特性を調査した。以下のことが分かった。1)鋼板表面の平均粗さRaは,伸長率の増加と共に上昇し,ロール径が大きいほど転写率が高い。2)鋼板表面のピークパーインチPPIは,伸長率の増加と共に上昇し,ロール径が大きいほどPPIの転写も促進される。3)鋼板表面のうねりWaは,伸長率の増加による鋼板表面の平均粗さRaの増加に伴って上昇する。うねりWaの予測については,今後更なる検討が必要である。

シソーラス用語： 亜鉛めっき鋼板 ,  *調質圧延 ,  圧延ロール ,  *成形性 ,  極低炭素鋼 ,  亜鉛めっき ,  溶融めっき ,  放電加工 ,  *表面処理 ,  *ワークロール ,  *表面粗さ ,  表面性状 ,  *ダル加工 ,  *転写性 ,  溶融亜鉛めっき ,  表面処理鋼板
準シソーラス用語： 粗さ【表面】

分類 (1件)： 圧延技術  (WC06030Z)

引用文献 (12件)：

• 1) M.Yamashita: J. Jpn. Soc. Technol. Plast., 36 (1995), 1116.
• 2) I.Aoki: J. Jpn. Soc. Technol. Plast., 20 (1979), 1121.
• 3) O.Pawelski, W.Rasp, W.Zwick, H.J.Nettelbeck and K.Steinhoff: J. Mater. Process. Technol., 45 (1994), 215.
• 4) J.Scheers, M.Vermeulen, C.DeMare and K.Meseure: Int. J. Mach. Tools Manuf., 38 (1998), 647.
• 5) I.Yarita and M.Itoh: Proc. 3rd ICTMP, Yokohama, (2007), 109.

タイトルに関連する用語 (5件)： 調質圧延 ,  亜鉛めっき鋼板 ,  表面テクスチャー ,  転写 ,  挙動