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J-GLOBAL ID：200902248454275911   整理番号：09A0585939

高地力土壌における水稲晩生品種「あきさやか」の基肥窒素施肥省略栽培

著者 (5件)： 土屋一成 (農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  原嘉隆 (農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  北川壽 (農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  中野恵子 (農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  草佳那子 (農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農研セ)
資料名： 日本作物学会九州支部会報  (Report of the Kyushu Branch of the Crop Science Society of Japan)
号： 75  ページ： 19-22  発行年： 2009年05月15日 
JST資料番号： F0922A  ISSN： 0285-3507  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,多収・極良食味の水稲晩生品種「あきさやか」は,福岡県南筑後地域を中心に栽培されており,基肥窒素の施肥基準が高地力圃場で3kg/10a,中地力圃場では5kg/10aになっているが,籾数を確保しやすい品種特性から更なる減肥の可能性を探るため,2004~2007年の4カ年にわたり,有機物施用履歴が異なり地力水準の異なる圃場において基肥窒素の省略施肥を検討した。水稲晩生品種「あきさやか」に対し,基肥窒素を省略すると,初期生育はやや劣るものの,籾/わら比が高まり,ほぼ同等の収量が得られた。検査等級もほぼ同等となり,玄米窒素含有率が低下したことから,品質は向上する結果が得られた。これらのことから,水稲晩生品種「あきさやか」に対し,少なくとも高地力圃場では基肥窒素を省略できると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *肥沃度 ,  土壌管理 ,  水稲 ,  栽培品種 ,  *窒素肥料 ,  施肥 ,  栽培管理 ,  福岡県 ,  籾 ,  作物収量 ,  玄米 ,  改変
準シソーラス用語： *あきさやか ,  減肥 ,  晩生種 ,  品質向上

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  施肥法・肥効  (FB05030Y)

引用文献 (4件)：

• 川村富輝・石塚明子 2003. 水稲品種‘あきさやか’の高品質・良食味および安定多収のための施肥方法. 福岡農総試研報 22: 38-42.
• 川村富輝・石塚明子 2004. 水稲晩生品種「あきさやか」の安定生産のための窒素施用法 九州農業研究.66: 2.
• 尾形武文・佐藤大和・川村富輝・石丸知道・内村要介・松江勇次2003. 福岡県における水稲準奨励品種‘あきさやか’の生育特性と食味特性. 福岡農総試研報.22: 19-23.
• 佐藤大和・荒木雅登・川村富輝・石塚明子・福島裕助・井上拓治 2007. 水稲の減農薬・減化学肥料栽培における安定栽培法, --窒素施肥法と栽植密度の違いが収量および病害虫発生程度に及ぼす影響--. 福岡農総試研報.26: 79-84.

タイトルに関連する用語 (7件)： 地力 ,  土壌 ,  水稲 ,  品種 ,  基肥 ,  窒素施肥 ,  栽培