抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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画像照合の技術は生産工程の自動化やロボットビジョンの実現などに向けて幅広く研究され,今日では複雑化する検査要求に対応するため,より高度な諸性能が要求されている。本報では照明変動下,特にスペクトルが変化している画像に対して照合を行うためXYZ表色系を使うOCM(方向符号照合法)を提案し,実験を行い有効性を示した。これにより得た主な知見を次に示した。1)提案した手法は.画像改善手法のような補正が必要なく,一般的なカメラ画像を使い照明変動下で照合できること,2)照明スペクトルが画像全体に対し一様に変化する環境でも各値の方向性は保存され,特徴周りでは2画素以内の範囲の精度で正しく照合できること,3)照明のスペクトルの変化が画像全体に対し,勾配および偏差がかかる非一様な変化でも照合でき,CC(正規化相関)よりも優れていること,4)重み係数を使用することで,照明がパタンを含む局所的で変化が激しい照明に対しても照合できること。