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J-GLOBAL ID:200902248781694561   整理番号:08A0479891

一重項酸素受容体の存在中で(テトラ-tert-ブチル)フタロシアニナトアンチモン(III)錯体におけるアンチモンの予期しない光開始酸化

Unexpected photo-initiated oxidation of antimony in (tetra-tert-butyl)phthalocyaninatoantimony(III) complex in the presence of singlet oxygen acceptors
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巻: 197  号: 2-3  ページ: 313-320  発行年: 2008年06月25日 
JST資料番号: D0721B  ISSN: 1010-6030  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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標題の錯体カチオン,[Sb(tbpc)]+(ここでtbpcはテトラ(tert-ブチル)フタロシアニネート,C48H48N82-を示す)をCH2Cl2,CHCl3,ベンゼン,クロロベンゼンのような通気非水性溶媒中で,可視光(900>λ/nm>600)による照射のもとで徐々に漂白した。他方同じ条件での照射ではあるが,1,3-ジフェニルイソベンゾフラン(DPBF)中では,相当するアンチモン(V)誘導体,[Sb(tbpc)LL′]+(L及びL′はドナー原子として酸素を含むモノアニオン性軸配位子を示す)への[Sb(tbpc)]+のゆっくりした酸化を引起し,これは光分解溶液の光学的吸収とESI-MSスペクトルによって監視した。光漂白と酸化は光分解溶液中でβ-カロテンの予備的な付加によって効率的に抑制し,[Sb(tbpc)]+自身による一重項酸素(1O2)の光増感が含まれることを示している。DPBFの代わりに(ジベンゾフランを除く)フラン類又はオキサゾール類の使用によって類似の酸化を生じるが,9,10-ジフェニルアントラセン,テトラフェニルシクロペンタジエノン又は2,3-ジメチル-2-ブテンのような他のタイプの1O2アクセプタの場合には生じず,1O2との1,4-環状付加を通してオゾニドタイプendo-ペルオキシドの形成が必須であることを示している。それぞれEtOH及び(溶媒中に存在する)H2Oによるオゾニドへの求核的攻撃を通して生成したEtOOHやH2O2のような過酸化物は,Sb(tbpc)]+をアンチモン(V)種へ酸化すると考える。アンチモン-フタロシアニン錯体の光化学をフタロシアニンのプニコゲン誘導体について最初に検討した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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光化学一般  ,  非遷移金属元素の錯体 

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