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J-GLOBAL ID：200902248921322031   整理番号：08A0482640

スピン-1/2三角反強磁性体EtMe₃Sb[Pd(dmit)₂]₂における量子スピン液体

Quantum spin liquid in the spin-1/2 triangular antiferromagnet EtMe₃Sb[Pd(dmit)₂]₂

著者 (7件)： ITOU T. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OYAMADA A. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MAEGAWA S. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TAMURA M. (RIKEN) ,  TAMURA M. (JST-CREST, Saitama, JPN) ,  KATO R. (RIKEN) ,  KATO R. (JST-CREST, Saitama, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 77  号： 10  ページ： 104413.1-104413.5  発行年： 2008年03月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 層状有機塩類Χ[Pd(dmit)₂]₂はモット絶縁体であり,不等辺三角形のスピン-1/2個のシステムを形成する。それらの中で,EtMe₃Sb[Pd(dmit)₂]₂はほぼ規則的な三角格子である。著者は,¹³C-NMRと静的感受率測定でこの塩のスピン状態を調査した。交換相互作用J=220-250Kを有する規則的な三角格子反強磁性スピン-1/2システムの感受率の温度依存性として,測定した塩の温度依存性は記述できた。¹³C-NMR測定は,スピン規則化/凍結または1.37Kへのかなりのスピンギャップ低下のどちらも示さなかった。1.37Kへの低下はJの1%よりも低い。このシステムがかなりのスピンギャップなしの量子スピン液体状態に存在することが示された。

シソーラス用語： *三角格子 ,  *強磁性体 ,  *パラジウム錯体 ,  *層状化合物 ,  *有機アンチモン化合物 ,  誘電体 ,  磁化率 ,  炭素13NMR ,  反強磁性 ,  温度依存性 ,  液体 ,  *量子液体 ,  *付加化合物
準シソーラス用語： Mott絶縁体 ,  *スピン液体

分類 (1件)： その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (6件)： スピン ,  三角 ,  反強磁性体 ,  Pd ,  DMIT ,  量子スピン液体