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J-GLOBAL ID：200902249157768867   整理番号：08A0694459

コデマリ(Spiraea cantoniensis,バラ科)の花由来のα-グルコシダーゼ阻害剤としてのフラボノールカフェオイルグリコシド類

Flavonol Caffeoylglycosides as α-Glucosidase Inhibitors from Spiraea cantoniensis Flower

著者 (5件)： YOSHIDA Kaori (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HISHIDA Atsuyuki (National Inst. of Biomedical Innovation, Tsukuba, JPN) ,  IIDA Osamu (National Inst. of Biomedical Innovation, Tsukuba, JPN) ,  HOSOKAWA Keizo (Hyogo Univ., Kakogawa, JPN) ,  KAWABATA Jun (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 56  号： 12  ページ： 4367-4371  発行年： 2008年06月25日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 日本で栽培されている218種の植物について,α-グルコシダーゼ阻害剤としてのスクリーニングを行った。園芸植物コデマリ(Spiraea cantoniensis,バラ科)の花に,強力なマルターゼ阻害活性を見いだした。抽出物の酵素活性に基づく分画により,ラット腸管マルターゼ阻害剤として3種のフラボノールカフェオイルグリコシド類,ケルセチン3-O-(6-O-カフェオイル)-β-ガラクトシド(1),ケンフェロール3-O-(6-O-カフェオイル)-β-ガラクトシド(2),およびケンフェロール3-O-(6-O-カフェオイル)-β-グルコシド(3)を分離した。分離した化合物の酵素阻害活性を比較したところ,分子中のカフェオイル下部構造が重要であることが分かった。本活性化合物はかなり多量に含まれることから,S.cantoniensisは糖尿病治療に有望なことが示唆された。

シソーラス用語： *バラ科 ,  *α-グルコシダーゼ ,  *酵素阻害剤 ,  酵素阻害 ,  花弁 ,  生体成分分析
準シソーラス用語： Spiraea cantoniensis

分類 (2件)： 植物の生化学  (EH01050J) ,  酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (3件)： 3-[6-O-[3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)アクリロイル]-β-D-ガラクトピラノシルオキシ]-3′,4′,5,7-テトラヒドロキシフラボン ,  3-[6-O-[3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)アクリロイル]-β-D-ガラクトピラノシルオキシ]-4′,5,7-トリヒドロキシフラボン ,  3-[6-O-[3-(3,4-ジヒドロキシフェニル)アクリロイル]-β-D-グルコピラノシルオキシ]-4′,5,7-トリヒドロキシフラボン

タイトルに関連する用語 (3件)： バラ科 ,  花 ,  α-グルコシダーゼ阻害剤