抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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トンネル工事で用いられているロックボルトは,鋼棒等をモルタルなどで充填被覆し地山と一体化する方式(全面定着方式ロックボルト)が一般的であり,長期的使用を前提としたロックボルトとして使用されている。一方,多量の湧水区間でモルタルを使用する全面定着式で,施工が困難な場所や変位速度が大きく早期定着が必要な箇所では,鋼管を拡張して孔壁に押し付け地山に拘束力を与ええる鋼管膨張型ロックボルトが採用されている。鋼管膨張型ロックボルトは,防錆処理が施されていないため発錆が懸念され,長期使用を前提とする場合,ロックボルトとして使用されていない。近年,溶融亜鉛-6%アルミニウム-3%マグネシウム合金鍍金による防錆処理鋼管ロックボルトが新たに開発され,湧水の多い東海北陸飛騨トンネルで,三年間に及び試験打設後の状態を確認した。なお,比較として防錆処理をしていない鋼管膨張型ロックボルトを併せて約五十本打設した。本文は鋼管膨張型ロックボルトの回収方法と調査方法,調査結果について述べる。,