抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,いくつかの料理を組み合わせることでメニューの作成を行う。この組み合わせにより,栄養のバランスや料理同士の相性,各カテゴリーでの品数などを考慮する。バランスの取れた料理を作成するためには,エネルギーと脂肪,炭水化物,たんぱく質,食物繊維,塩分などの摂取量を考慮する必要がある。各栄養素に対する必要摂取量は,個人によって異なっており,料理を組み合わせることによって,その値を完全に一致させることは困難である。通常,これらの量は,完全に一致させる必要はなく,ある程度の範囲内で収めれば良いと考えられている。そこで,各栄養素に対する必要摂取量をファジィ数で表現し,それぞれの栄養素に適したメンバシップ関数を作成する。バランスの取れたメニューを作成するためには,最も低いメンバシップ関数値の最大化を目指す。その他,料理の相性や料理数は,通常の制約条件として取り扱うこととした。この問題は,ファジィ数理計画問題として定式化され,180皿の料理による数値計算例によって,その有効性を明らかにした。(著者抄録)