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J-GLOBAL ID:200902249432707997   整理番号:09A0363627

ポータブル蛍光X線分析装置への試料観察機構の導入と古代エジプト美術館所蔵ガラスの考古化学的研究

Archaeochemical Study of the Ancient Egyptian Glass from the Collection of the Ancient Egyptian Museum, Tokyo Using a Newly Developed Portable X-Ray Fluorescence Spectrometer Equipped with a CMOS Camera
著者 (4件):
資料名:
巻: 40  ページ: 325-337  発行年: 2009年03月31日 
JST資料番号: Z0547B  ISSN: 0911-7806  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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遺物のその場分析用に開発したポータブル蛍光X線分析装置に改良を加え,考古遺物のピンポイント分析を可能とするCMOSカメラを搭載し,さらに装置全体の軽量化を行った。本装置で古代エジプト美術館(渋谷)所蔵の古代エジプト・ガラスを分析しその化学組成を特性化し,その有用性を検証した。またポータブル粉末X線回折計を併用し,古代エジプト・ガラスの黄色の着色剤としてアンチモン酸鉛Pb2Sb2O7およびスズ酸鉛PbSnO3が,白色の着色剤としてアンチモン酸カルシウムCa2Sb2O7が同定できた。青色の着色剤として銅および含コバルトミョウバンが推定された。スズ酸鉛PbSnO3はローマ支配地域でA.D.4C.以降使用とされているが,A.D.2C.と推定される遺物から使用例が見いだされた。加えて,コバルト性ミョウバンは新王国時代(B.C.14-11C.)にのみ使用とされているが,推定A.D.2C.の遺物から使用例が見いだされた。また,ガラスの詳細な模様の特性化をX線顕微鏡および放射光マイクロビームによる蛍光X線イメージングにより行った。(著者抄録)
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分類 (2件):
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無機化合物の物理分析  ,  ガラスの性質・分析・試験 

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