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J-GLOBAL ID：200902249514659354   整理番号：09A1069933

発熱性ザゼンソウ(Symplocarpus renifolius)の生殖器における発育変化およびオルガネラ生合成

Developmental changes and organelle biogenesis in the reproductive organs of thermogenic skunk cabbage (Symplocarpus renifolius)

著者 (8件)： ITO-INABA Yasuko (Iwate Univ., Morioka, JPN) ,  SATO Mayuko (RIKEN Plant Sci. Center, Kanagawa, JPN) ,  MASUKO Hiromi (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  HIDA Yamato (Iwate Univ., Morioka, JPN) ,  TOYOOKA Kiminori (RIKEN Plant Sci. Center, Kanagawa, JPN) ,  WATANABE Masao (Iwate Univ., Morioka, JPN) ,  WATANABE Masao (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  INABA Takehito (Iwate Univ., Morioka, JPN)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 60  号： 13  ページ： 3909-3922  発行年： 2009年 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 花序の生殖器官発育時の性依存性熱発生は,いくつかの雌性先熟アルム種の特徴である。ザゼンソウ(Symplocarpus renifolius)の雌段階から雄段階への遷移時の,個々の組織およびその細胞内構造における分化を顕微鏡観察により解析した。肉穂花の熱発生は雌段階でのみ起こり,雌雄両性段階では弱く,未熟或いは雄段階では検出できなかった。雌段階と雄段階の花弁および雌しべ細胞の細胞内構造も有意の差が認められ,この変化も熱発生に関与していることを示唆した。雌段階では雄しべはオルガネラ構造および密度の変化を含む大規模な構造変化が起こり,熱発生性因子を含むミトコンドリア蛋白質,アンカップリング蛋白質が蓄積した。肉穂花の比較から,ミトコンドリアの活性よりミトコンドリアの数が熱発生と相関し,雄段階でも多量のミトコンドリアを含んでいた。

シソーラス用語： *植物 ,  *生殖器 ,  *内部発熱 ,  顕微鏡観察 ,  細胞分化 ,  雌性 ,  雄性 ,  ミトコンドリア ,  液胞 ,  *生物学的比較 ,  電子顕微鏡観察 ,  花弁 ,  めしべ ,  おしべ ,  細胞小器官 ,  *ザゼンソウ ,  分化 ,  発生生理
準シソーラス用語： オルガネラ ,  *Symplocarpus renifolius

分類 (2件)： 植物形態学・解剖学  (EH01040Y) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (6件)： 発熱 ,  ザゼンソウ ,  生殖器 ,  発育 ,  オルガネラ ,  生合成