抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地震干渉計の長波長域での応用可能性を評価するため,本器と,既に確立したバックグランド理論を持ち,非常に多くの実際の成功例を持った,空間自動相関法との一致を総説した。弾性力学のGreen関数の再構成である地震干渉計法により,空間自動相関法の新全体像を発見した。両者の相互の一致は,ただ1つの食い違い,即ち波場中での方位角に対する平均を除き,殆ど完全である。弾性力学的Green関数の再構成の受理の結果は実り多いものだった。複雑な調和関数で適切な物理的意味が得られる。即ちその初期の型で正規化された弾性力学的Green関数の実数部である。これにより,従来の空間的自動相関理論に基づく,統計的でなく,決定論的な方法を取る事が出来た。例えば多コードの場合,解はある方程式で与えられ,2~3次元速度構造の探究の可能性を理論的に示唆した。野外実験の結果,微震動からのGreen関数の再構成を,本文で提案したこの適切性の物差しとしての近似の下での適切な例で示した。即ち全分散曲線の偏差は平均して最高値の10~16%である。以上の議論より,上記の食い違いはWapenaar,Fokkama(2006)の表現に基づき,彼等の方法は方位角に中程度に依存した波場を生成出来,以上の場合にのみ,上記の地震干渉計法の結果を理解出来る。