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J-GLOBAL ID:200902250281576303   整理番号:08A0692177

桿体及び錐体の光受容体:それらの生理における違いの分子基礎

Rod and cone photoreceptors: Molecular basis of the difference in their physiology
著者 (2件):
資料名:
巻: 150  号:ページ: 369-377  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: C0461B  ISSN: 1095-6433  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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脊椎動物の網膜の光受容体は二つの型の細胞,桿体及び錐体からなっている。桿体は高度に光感受的であるが,そのフラッシュ応答時間経過は緩慢であり,そのために桿体は暗所において単一光子を検出するが,急速に動く目的物の検出には良くない。錐体は光感受性は低いが,そのフラッシュ応答時間経過は速く,そのために錐体は明所視を仲介し,桿体よりも動く目的物の検出に適している。光伝達機構は80年代半ばまでに実質的に知られており,今日では光応答の発生の詳細な機構は分子レベルで高度に定量的に理解されている。しかしながら,これらの研究の大半は,錐体ではなく桿体において行われている。従って,錐体における低光感受性あるいは早いフラッシュ応答時間経過の機構は知られていない。錐体の光伝達の研究におけるこの緩慢な進歩に対する主要な理由は,錐体を生化学的に研究するための多量の精製錐体を得ることができないことにある。著者等は,コイの網膜を用いた錐体の精製に成功し,光応答の発生に関与する各段階が錐体において効果的ではないこと,及び光応答の終結に関与する反応が錐体においてより早いことを示した。これらの発見に基づいて,錐体から分岐した桿体の進化の可能な機構を推測した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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視覚  ,  進化論一般 

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