抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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我が国の船種別海難量は小型船舶が極めて多く,年々増加傾向にあるため,小型船舶の航海の安全対策が重要な課題となっている。筆者らは,安価で免許不要な共通の海上通信手段となる無線LANを用いた安心ネットワークの構築を目指している。安心ネットワークを構築するには,航行中の船舶相互間においても無線LAN導入の実現可能性について検討するための通信品質の定量評価が必要である。本研究では実海域において,船間距離や航行中の船間の見合い関係,アンテナの高さや種類を変化させた場合の通信品質を調査し,良好な通信品質結果を示すことができた。得られた船間の通信帯域幅は約400kbpsであったが,この値は携帯電話回線や船舶用衛星IP回線と比較しても十分高速である。