文献
J-GLOBAL ID:200902250680814820   整理番号:08A0367318

合理的にデザイン化された光転換可能な蛋白質を用いた細胞内側蛋白質動特性の直接測定

Direct measurement of protein dynamics inside cells using a rationally designed photoconvertible protein
著者 (3件):
資料名:
巻:号:ページ: 339-345  発行年: 2008年04月 
JST資料番号: W1413A  ISSN: 1548-7091  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
1波長のみで光転換前後の状態を励起できる単量体光転換可能な蛍光蛋白質,Phamretをデザイン化し,~100μm<sup>2</sup>/秒まで速い分子拡散が定量的に測定可能である顕微鏡検査法,光刺激後の蛍光崩壊(FDAP)測定法を開発した。Phamretは藍色蛍光蛋白質(CFP)と光活性化緑色蛍光蛋白質(PA-GFP)との融合蛋白質CFP-PA-GFPであり,蛍光発光の変化を誘導するUV光刺激で強調できる光転換可能蛍光蛋白質である。Phamretの構造,スペクトル特性及びHeLa細胞を用いた各試験の測定結果を提示した。本法の特徴は速い光刺激時間(0.25ミリ秒),光刺激に必要な小さいエネルギー(Phamretに対して<1W/cm<sup>2</sup>),往復線走査による速い蛍光崩壊(410Hz)獲得及び蛍光崩壊測定中の光退色である。HeLa細胞を用いた生細胞のアクチン,フィブリラリン,ゴルジ体及びペルオキシソーム,並びにミトコンドリアの各部位及び有糸分裂前後の核画分におけるPhamretを用いた光転換前後の共焦点蛍光画像を提示した。セリン/トレオニン蛋白質ホスファターゼ2Cγ-Phamret融合蛋白質の細胞内での動特性の視覚化画像を示した。また,細胞周期での各期における核-細胞質識別に対するFDAPによるPhamretの拡散係数測定結果も示した。なお,Phamretを含めてこれまでに開発された光転換可能蛍光蛋白質9種類の特性を一覧表で提示した。細胞内の蛋白質及び他の分子の移動率に対する情報はシグナル伝達ばかりでなく分子レベルでの各種生理現象の理解が増加することを示している。本法のように広範囲の速度論に対して分子運動が測定できる能力はFRAPまたはFCSに対して有用な補足手段であり,生細胞での分子動特性検討に有用であると推定した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  生物学的機能  ,  生体の顕微鏡観察法 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る