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J-GLOBAL ID:200902251367637425   整理番号:09A0651406

湛水田における高収量イネ品種「タカナリ」と新旧7種の品種の生産力に及ぼす化学肥料の効果

Performance of a High-Yielding Modern Rice Cultivar Takanari and Several Old and New Cultivars Grown with and without Chemical Fertilizer in a Submerged Paddy Field
著者 (6件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 365-380 (J-STAGE)  発行年: 2009年 
JST資料番号: L3405A  ISSN: 1343-943X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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農業生産費と環境汚染を改善するには,高い窒素取込み能力と乾物および穀粒の生産における吸収窒素の効果的な利用が必要である。6種のイネ品種(関取(1848),愛国(1882(これらはSAと呼ばれる),コシヒカリ(1956),日本晴(1963),アサノヒカリ(1987)(これらはNAと呼ばれる),「タカナリ」(1990))における穀物収量,乾物生産および窒素蓄積について検討した。また,湛水田における植物の成長に及ぼす化学肥料の影響についても検討した。糞尿または化学肥料を与えたとき,穀粒と乾物の収量が最も多かったのは「タカナリ」で,次がNA,最も少ないのがSAであった。出穂前の乾物生産が多いのは「タカナリ」とNAで,これは栄養成長が長かったことによる。「タカナリ」は出穂後の乾物生産が最も多く,個体群成長率(CGR)も最も速かった。乾物生産が最も少なかったのは,登熟時間の短いSAであった。登熟期における最大の乾物生産は,窒素の蓄積を伴う「タカナリ」とNAで達成された。これらの植物では,多量の根が発生した。「タカナリ」では,草冠の光吸光率の低さもまた大きなCGRに帰せられる。化学肥料を使わずに植物を育てたとき,最も重い穀粒と乾物生産をもたらしたのは「タカナリ」は,NAがそれに続いた。これらの品種で穀粒が重かったのは,栄養成長の期間が長く,出穂前の乾物生産が多いことによると考えられる。化学肥料を使用したときの「タカナリ」とNAは,最も多くの乾物生産と窒素蓄積をもたらした。コシヒカリは,化学肥料を使わず,登熟期の高いCGRと窒素蓄積により特性づけられた。これは,窒素散布を減らす努力において注目すべき特徴と考える。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  施肥法・肥効 
引用文献 (40件):
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