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J-GLOBAL ID：200902251528756730   整理番号：09A0057956

内的塩害により劣化したRC部材の各種補修材による補修効果

著者 (5件)： 神尾守人 (京大 大学院工学研究科) ,  渡辺佳彦 (JR西日本) ,  山本貴士 (京大 大学院工学研究科) ,  服部篤史 (京大 大学院工学研究科) ,  宮川豊章 (京大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 8  ページ： 325-330  発行年： 2008年10月31日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 内的塩害とはコンクリート構造物の中に建設時点から含まれている塩化物イオンによって鉄筋が腐食する場合を指す。本論では内的塩害により劣化したRC部材を模擬し,劣化したと想定される部材を,種々の補修材を用いた部材断面修復法により補修した供試体を作成し,電気化学的非破壊検査手法および鉄筋のはつり出しを用いて,その補修効果に関する評価を行った。この結果,以下のようなことが分かった。1)補修材部にフライアッシュ混入モルタルを用いた場合,材齢1年においてポゾラン反応により他の補修材を用いた場合と比べて自然電位が貴になり,コンクリート抵抗が大きくなった。2)補修材部にアクリル系ポリマーセメントモルタルを用いた場合,基材部において他の補修材を用いた場合より自然電位が貴になり,腐食速度が小さな値を示した。

シソーラス用語： *塩害 ,  *修理 ,  腐食 ,  電気化学 ,  *構造物 ,  アニオン ,  イオン ,  *劣化 ,  建設材料 ,  非破壊検査 ,  フライアッシュセメント ,  ポゾラン反応 ,  電位 ,  セメントモルタル ,  金属腐食
準シソーラス用語： ポリマセメントモルタル ,  塩化物イオン ,  自然電位 ,  修復 ,  *鉄筋コンクリート構造物 ,  鉄筋腐食 ,  *補修 ,  補修材料

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  建築物の維持・管理  (RB01020X)

引用文献 (3件)：

• ASTM C 876-91: Standard Test Method for Half-cell Potentials of Uncoated Reinforcing in Concrete, 1999
• 横田 優: 電気化学的手法, 講習会「コンクリートの診断技術」テキスト,(社)日本材料学会, 2001. 10
• CEB Working Party V/4.1: Strategies for Testing and Assessment of Concrete Structures Affected by Reinforcement Corrosion (draft 4), BBRI-CSTC-WTCB, 1997

タイトルに関連する用語 (4件)： 塩害 ,  RC部材 ,  補修材 ,  補修