文献
J-GLOBAL ID:200902252282911214   整理番号:09A0264529

アルミナ上の銀クラスターと酸-塩基部位の協働によって不均一に触媒されたアルコールの酸化体なしの脱水素化

Oxidant-Free Dehydrogenation of Alcohols Heterogeneously Catalyzed by Cooperation of Silver Clusters and Acid-Base Sites on Alumina
著者 (4件):
資料名:
巻: 15  号: 10  ページ: 2341-2351  発行年: 2009年 
JST資料番号: W0744A  ISSN: 0947-6539  CODEN: CEUJED  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
γ-アルミナ上の銀クラスターと酸-塩基部位によって触媒されたカルボニルへのアルコールの酸化体なしの脱水素化反応を報告した。本触媒活性は従来の白金族金属を持つ不均一触媒よりも高く,再使用が可能だった。本銀触媒の活性は銀種の電荷とサイズに強く依存し,陽イオン性を持つ銀クラスターはモノマーAg+やバルクのAg粒子よりも表面Ag部位当りの速さが大きかった。特に1nm以下の小さい粒子サイズの銀クラスターはより高い活性を有し,この反応が角のような配位的に不飽和なAg部位を持つ構造特有な反応だと示唆した。触媒反応過程がまずアルコシドと水分子を生じるアルコールと塩基性のアルミナOH基間の反応,銀水素化物とカルボニル化合物を形成する銀クラスターによるアルコシドC-H活性化,アルミナ酸部位により促進される水素脱着からなり,律速段階が2つ目の段階だと示した。MgOやCeO2のような塩基性又は酸性支持体や中性のSiO2よりも酸-塩基二官能基化支持体(Al2O3)上の銀クラスターで活性が高いこともこの機構を支持した。銀-支持体界面の協働的塩基部位はアルミナ上のアルコシド中間体を与えるアルコール基質の結合を促進した。プロトン性,親電子性OH基は銀部位からの水素化物の除去を促進し,銀クラスター上に協働的不飽和部位を再生することを示唆した。銀は白金族金属よりも安価であるが,C-H活性化触媒反応の活性はやや小さかったけれども,今回の結果からサイズ制御銀クラスターと二官能基化無機リガンドの組み合わせによって新しいアルコール脱水素化触媒の設計が可能になると示唆した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
貴金属触媒  ,  酸化,還元 
物質索引 (6件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る